気付けば、前職退社から1年経っていたのでいろいろ思い出してみる。
新卒入社したのは2009年のこと。
斜陽産業な印刷会社に入社。
その中で新たな事業を立ち上げるための部署に入社。
会社の中のイチ部門ながら、採用ルートも違うし、雇用条件も本体とは違う変な部署。
親族経営な未上場な中小企業だから可能なことなんだろうか。
中小企業とはいえ、某大企業と密な関係な故に、TDBのランクも良好。
しっかりとした基盤がありつつ、ベンチャーな事業ってのに惹かれたのが入社理由。
全体としては400名くらいな規模な会社ながら、自分の部署は10人ほど。
そして、大阪オフィスは5人ほど。
まずはその大阪オフィスに所属。
最初に配属されたのは既存営業。
この営業も少し特殊。
「ベンチャーだから」、なのかはわからないけど市場の独占具合がほぼ100%。
しかも、それがないとクライアントが困るというモノ。
なので、営業がすべきことは『クライアントからの値下げ要求を突っぱねる』こと。
それでも値下げしてきたときは、『なら売りません。でも困るのはお宅ですよね?』というスタンス。
商材は具体的には地図データ。価格的にはフェラーリ2台くらい買えちゃいそうな価格。
ある種、夢のような仕事。
ただしかし、みんなリアリストなのでこんな状態が長続きするとは思っていない。
国が動けば市場ごと潰れる可能性もあるので。
なので、常に次のビジネスを考えておりました。
自分が最初に行った事業はiPhoneApp開発。
iPhone3Gユーザーであったこともあり、今後伸びると思い。
広告はなしで、有料アプリで販売。なんだかんだで収益化できたのは良い思い出。
自分の退社 & エンジニアの退社もあり、メンテできなくなったのかもう今はないけど。
(余談ながら、このときにAppleのさじ加減で、アプリ事業が成り立たなくなる危険を感じる。
なので今は市場が自由なAndroid好きなのです。)
そして、入社6ヶ月で東京転勤。
今度は新規事業を専門に行う部署に配属。
実は入社直後から東京って話もあった。
けど、「1年は大阪で勉強を。」ということもあり大阪配属。
その予定が早まった。
今思えば、大阪時代は、
「つらいことはあったけど、なんだかんだで楽しかったし、成長を感じられたし、上司とも良い連携を取れていた」。
まぁ 東京時代はその逆だったということです。
官公庁とか大学相手なビジネスだったので、なかなかある種、刺激的であったけど。
どちらかというと、「B2B & B2G」よりも「B2CよりなB2B」をやりたく転職。
世間のトレンドが反映されないのはつまらない。
ブロガー生活を始めたのも、こういった仕事のつまらさも要因です。
プライベートは楽しくしようと思い。
とはいえ、良いことも学んだこともあった。
少人数なベンチャー部署ということもあり、
「営業」という職種ながら、「リサーチャー」「翻訳」「システム検証」「企画」などなど、
いろいろできたのは良かった。
当事者意識持って経営に関われるのも貴重。
あと、酒の飲み方。
毎晩のように飲み歩いていたので。
けっこう食費が浮くのはうれしいし、なにをすべきかは学んだ。
ただ、最近は正直あえてやってないけど。
自由に飲み食いしたほうが楽じゃない?上も下も。
けっこう濃縮な日々を送れていたように感じる。
いろいろ経験はできたし。
なんだかんだありつつ、無駄ではなかったかな。
こっちの意識の問題だけど。