以前より噂されていた通り、Googleストリートビューカーが写真撮影と同時にWi-Fi電波情報も収集していたようです。
ドイツでのことですが。
情報源:
[Googleストリートビューカーが街中の無線LANをスキャンして記録、2010年末までに表示開始か – GIGAZINE]
[Google Street View logs WiFi networks, Mac addresses • The Register]
[Google Street View: Erfasst auch private WLAN – Digital – Bild.de]
記事中では、目的として、
スキャンして記録しているのは撮影中に発見した無線LANアクセスポイント名とMACアドレスで、それを撮影場所とくっつけることによって、Google マップで調べたときに「この近くにある無線LANアクセスポイントはここ」というように表示するものと予想されており、無線LANを搭載した各種モバイル機器を持って出かけた先で気軽に通信できるようにすることを目的としているらしい
とあるけど、異議あり。
これに関しては昔ながらの[ウォードライビング]から連想されたことなんじゃないかなと。
本来の目的はWi-Fiによる位置測位が目的なんじゃないかと。
以前ちらっと書いたけど、こういう技術です。
[【Tech】Wi-Fi位置情報取得技術について簡単に。【WPS】 | TAKA@P.P.R.S TECH!!!]
iPhone等で素早く位置測位できるのはこの技術のおかげです。
そして、iPhoneには[SKYHOOK Wireless]のDBが使われている。
Apple vs. Googleの図式になっている昨今、GoogleはこのDBを自前で用意しているんじゃないかなと。
現在、SkyhookはAndroid用のSDKを公開しているし、SkyhookがAppleの傘下に入ったわけでもない。
でも将来的にはあり得るかもね、と。
という妄想的個人的見解。
あとこの件でセキュリティを気にされている方々がいたけど、そういう人たちに対して言いたいこと。
都会に住んでいるならば、おそらく既にもう[PlaceEngine]あたりにWi-Fi電波情報を取得されていると思うので、手遅れです。
取得されているエリアはこちらで確認。
[PlaceEngine対応エリアついて ]
ドイツに関してもSkyhookによって、これだけ収集されてます。
詳細はこちらで確認。
[SKYHOOK Wireless: How It Works:Coverage]
なので、今さら
個人の無線LANネットワークとMACアドレスをスキャンして記録していた
ことを非難するのは無意味なこと。