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[Book Review] 古風ファンタジー 『夜は短し歩けよ乙女 / 森見 登美彦(著)』

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夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見 登美彦
角川グループパブリッシング ( 2008-12-25 )
ISBN: 9784043878024
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

個人的な想い出のあるこの作品。
いろいろ過去を想い出しながら、読了。
やられた、これはおもしろい。
これが森見登美彦ワールドというやつか。
惹きつけられる、文体、リズム、そして言い回し。素敵だ。

文字数の制限があったのか、あえてなのか、は確かではないが、もっと話を膨らませることができそうな箇所が散見していた。
文字数制限であれば残念ではあるし、あえてであれば異論はない。
だが、もっとこの作品と永く付き合いたかったな、と思う。

こういった作品の読み、毎度思うのは「もっと京都を知っていればさらにおもしろいのだろうな。」ということ。
土地勘がないので楽しめない部分もある。
もっと京都を知りに行かねばならないな。

賛否両論が存在するのは然るべき問題ではあるが、この作品に「おもしろくない。」という方がおられるのが衝撃だ。
衝撃ではあるが、そういう方がおられる、ということは理解できる。
世の中には『となり町戦争』を「おもしろい!」と感じられるお方も少なからずおられるようではあるし、即ちまぁ そういうことなのだろう。

にしてもこの作品、酒が読みたくなる作品である。

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Author: TAKA@P.P.R.S

バイトは本屋。 本屋でバイトしてるけど、本より音楽好き。 けっこうなんでも聴きます。 サッカーも好き。 けっこう多趣味です。 さらに詳細なプロフィールはこちら。 http://iddy.jp/profile/TAKAPPRS/

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