書籍情報
書籍内容
あなたの言葉は「伝わる化」されていますか? うまく気持ちが通じなかった経験はありませんか?“強く、深く、人とつながる”力がつく本。コミュニケーションの壁に当たったら何度も、何度も読み直してほしい!
書評
話すチカラもだけど、書くチカラを作ることもできる。
要はコミュニケーション力の基礎を身につけられる本。
超薄型の本書はたった30分で読めて、ひととおり基礎が身につく仕組みになっています。(P.7)
とあるとおり、短い時間で読み終えることができる。
「明日大事な人と会う」という前夜、本書で一夜漬けするとか、「これから出張だ」という電車の中で本書を一気に読んで、
というシチエーション以外にも普段から鞄の中に入れておき、暇があれば目を通して、この技術を身につけたい。
第1章は「想いを伝える方法」。
この章で、自分に足りていないモノ、上司に求められているモノがわかった。
社会人が学生と会話するとき、違和感を覚えるのは学生の話に「伝わる7つの要件」がないからなのかなと思う。
「伝わる7つの要件」とは以下のモノ。
1.自分のメディア力
2.意見
3.論拠
4.目指す結果
5.論点
6.相手にとっての意味
7.根本思想
これは相手のとの会話で、相手に伝えるために必要なモノ。
身につけておきたい。
第2章では、「おわび・お願い、人を説得する技術」。
説得力のない「おわび」は相手に伝わらない。
「おわび」には以下の構造が必要。
相手理解
↓
罪の認識
↓
謝罪
↓
原因究明
↓
今後の対策
↓
償い
この構造を持たない「おわび」は、なかなか相手に伝わらない。
第3章では、「共感の方法」
第4章では、「信頼を切りひらく、メッセージの伝え方」
が掲載。
どの章も意味があり、必要な技術。
短く薄い本だけあって、まったく無駄がない。
この本は特に学生にお勧めしたい。
学生のうちにこの会話術を見つけているということは強力な武器になる。
また、自分のような若手社員にもお勧めしたい。
上司や顧客との会話で「伝わってないかな?」と不安になったことがあるなら、とりあえず手にとって欲しい。
ヒントが見つかるはず。