DELL社のXPS新製品発表会に参加してきました!
今回、発表されたのは世界最小のWindows搭載ノートパソコン『New XPS 13』『New XPS 15』です。
発表会当日、2015年10月20日より販売開始されています。
今回、『XPS』シリーズの最新機種の実機も見ることができましたので、紹介していきます。
Apple MacBook Airの比較対象となりうるこちらの機種、注目です!
ちなみに、読み方は『ジュウサン』『ジュウゴ』と読みがちですが、『サーティーン』『フィフティーン』が正式なのでご注意を!
スポンサーリンク
『XPS』シリーズとは。
まず、『XPS』シリーズについて。
Xtreme Performance Systemの略で、最上位モデルの位置付けにあるシリーズです。
シリーズ投入以降、販売は好調でユーザーからも評価は高いようです。
その中でも特に評価が高いのは『XPS13』です。
価格.comユーザーレビューでは、4.78とかなりの高評価。
今までは直販のみでの販売でしたが、家電量販店での販路も拡大中。
年内には380店舗まで拡大予定とのことです。
世界最小の13インチノートパソコン『New XPS 13』
世界最小の13インチノートパソコンです。
13インチながらも11インチノートパソコン相当のコンパクトさです。
新モデルには、第6世代インテルCoreプロセッサーを搭載。
ThunderboltTM3 with USB 3.1 Type-Cを搭載することにより、最大40Gbpsのデータ転送が可能となりました。
また、PCIe SSDにも対応しています。
デル株式会社 添田氏によるデモンストレーション。
13インチノートパソコンとは思えぬ、コンパクトさです。
この『New XPS 13』ですが、明確にA社製品を意識しています。
A社製品と比較すると、5.2mmの極薄ベセルやバッテリー最大駆動18時間といった点に優位点があります。
『New XPS 13』 構成一覧 直販モデル
製品名 |
New XPS 13 |
|||
モデル名 |
スタンダード |
プレミアム |
プラチナ |
プラチナ・QHD+タッチパネル |
販売開始日 |
2015/10/20 |
|
|
|
プロセッサー |
第6世代インテル® |
第6世代インテル® |
第6世代インテル® |
|
OS |
Windows 10 Home 64ビット |
|
||
メモリ |
4GB LPDDR3 1,866Mhz |
8GB LPDDR3 1,866Mhz |
||
ストレージ |
128GB SSD |
256GB PCIe SSD |
||
光学ドライブ |
なし |
|||
グラフィックス |
インテル® HD |
|||
液晶ディスプレイ |
13.3インチFHD |
13.3インチ |
||
WiFi / Bluetooth |
802.11ac + Bluetooth 4.1 |
|||
電源 |
45W AC adapter |
|||
保証 |
1年間引き取り修理サービス/24時間テクニカル電話サポート |
|||
サイズ (幅x奥行x |
304x200x9~15mm |
304x200x9~15mm |
||
カラー |
シルバー/ゴールド |
シルバー |
シルバー/ゴールド |
|
オフィスソフト |
オプション |
|||
価格(送料込・税抜) |
144,980円 |
159,980円 |
169,980円 |
184,980円 |
世界最小の15インチノートパソコン『New XPS 15』
15インチディスプレイを14インチサイズのノートパソコンの内部の収めています。
世界初のフレームレスディスプレイ(Infinity Edge ディスプレイ)を搭載した、世界最小の15インチノートパソコンです。
4K(3,840 x 2,160) のIGZO IPSパネルを搭載しており、タッチにも対応しています。
NVIDIA GeForce GTXTM 960M 2GB GDDR5を搭載しており、動画編集など、パワフルな作業にも対応できます。
15インチノートパソコンなのに、このベセルの薄さ。5.7mmだそうです。
『New XPS 15』 構成一覧 直販モデル
製品名 |
New XPS 15 |
|
モデル名 |
スタンダード |
プラチナ・4Kディスプレイ・タッチパネル |
販売開始日 |
2015/10/27 |
2015/10/20 |
プロセッサー |
第6世代インテル® |
第6世代インテル® |
OS |
Windows 10 Home 64ビット |
|
メモリ |
8GB DDR4 |
16GB DDR4 |
ストレージ |
1TB HDD+32GBキャッシュ |
512GB PCIe SSD |
光学ドライブ |
なし |
|
グラフィックス |
NVIDIA® GeForce® GTX™ 960M 2GB GDDR5 |
|
液晶ディスプレイ |
15.6インチ |
15.6インチ |
WiFi / Bluetooth |
802.11ac + Bluetooth 4.1 |
|
電源 |
130W AC adapter |
|
保証 |
1年間引き取り修理サービス/24時間テクニカル電話サポート |
|
サイズ (幅x奥行x |
357x235x11~17 mm |
|
カラー |
シルバー |
|
オフィスソフト |
オプション |
|
価格(送料込・税抜) |
169,980円 |
249,980円 |
『New XPS 13』&『New XPS 15』のデザインについて。
デザイン・グループ・ディレクターのマック・トシユキ・タナカ氏のお話を聞くことができました。
以前は東芝のdynabookをはじめとしたブランド/デザインに携わっていた方で、2003年にDellに入社。
今はシンガポールを拠点として、『XPS13』などのデザインを担当されている方です。
「世界で最も小さく、美しいノートパソコン」を生み出そうとして、生み出したものが『XPS13』でした。
「美しいこと」「パフォーマンス」へのこだわりはもちろんのこと、素材選びには妥協しなかったことが大きなこだわりです。
生み出すのは簡単なことではなく、4~5年ほど開発を続けたとのこと。
筐体が薄いことを強調しがちですが、ベセルなどあらゆる面を薄くできるように努めました。
その結果、13インチディスプレイながらも11インチの筐体に収めることを成功しました。
この成功において、重要な3つのイノベーションがあります。
- アルミニウムCNC機械加工
- インフィニティ・エッジ・スクリーン
- カーボンファイバー
【1】アルミニウムCNC機械加工
アルミニウムCNC機械加工という技術により、アルミニウムを一枚板から加工することで、耐久性・強度・美しさを実現できています。
ひとつのアルミから削り出すのに45分もの時間を掛けます。
この技術はHondaの『NSX』にも使われているそうです。
【2】インフィニティ・エッジ・スクリーン
『XPS13』はベゼルを削ることで、11インチに収めることができています。
これは担当者がインフィニティプールを見て閃いたそうです。
各国のメーカーに打診し、これを実現できたのが日本の某メーカー。
Dellと共同開発を行っており、いまもDellのみへの供給となっているそうです。
ガラス素材へもこだわりを持ち、強度をもったコーニング社のゴリラガラスが採用されています。
【3】カーボンファイバー
軽量かつ耐久性が優れた素材として、カーボンファイバーを筐体に採用しています。
これは航空機『ボーイング787』にも使われている素材です。
実際にカーボンファイバーのパーツに触れることができました。
キーボード裏は、マグネシウムで補強されており、弛みが生じないように工夫されています。