恥ずかしながら”夜は短し歩けよ乙女“の書名がゴンドラの唄の歌詞”いのち短し恋せよ少女“をもじったものだと始めて知りました。
ゴンドラの唄(ごんどらのうた)は、1915年(大正4年)に発表された歌謡曲。吉井勇作詞。中山晋平作曲。
芸術座第5回公演『その前夜』の劇中歌として生まれ、松井須磨子らが歌唱。大正日本に流行した。(ゴンドラの唄 – Wikipedia)
ということで大正の歌だそうです。
1952年、黒澤明監督作品『生きる』で使われており、このシーンは日本映画屈指の名シーンとして記憶されています。
大正ということでなんとも森見登美彦氏らしい笑
加藤登紀子さんが歌っているものですが、素敵だなと思ったので。
ゴンドラの唄
吉井勇作詞・中山晋平作曲
いのち短し 恋せよ少女(おとめ)
朱(あか)き唇 褪(あ)せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日の月日は ないものをいのち短し 恋せよ少女
いざ手をとりて 彼(か)の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰れも 来ぬものをいのち短し 恋せよ少女
波に漂(ただよ)う 舟の様(よ)に
君が柔手(やわて)を 我が肩に
ここには人目も 無いものをいのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを(”ゴンドラの唄“より)