TAKA@P.P.R.S BOOK!!!!

2009/04/04
by TAKA@P.P.R.S
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[Book Review] 仕組みの本質。『小飼弾の 「仕組み」進化論 / 小飼 弾 (著)』

小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼 弾
日本実業出版社 ( 2009-03-19 )
ISBN: 9784534045225
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

近頃、多くの書籍で語られている「仕組み」。
最近、話題となった「仕組み」に関する本といえば、この2冊だろうか。

「仕組み」仕事術
泉 正人 / ディスカヴァー・トゥエンティワン ( 2008-03-03 ) /アマゾンおすすめ度

ただ、本書でも書かれているように、この2冊は、

「仕組み化で効率をあげよう」(P.1)

という本。
本書は、「仕組み」のメリット・デメリットに触れ、本当の凄さを知るためのものです。

小飼弾氏は、本書で「”本当の”20%ルール」なるものを提唱している。
これは、

既存の仕組みを回す仕事を勤務時間の20%で終わらせ、80%を新しい仕組み作りに当てる(P.22)

というもの。
Googleの「20%ルール」では、不十分であり、この割合を反転させるべき、だという考え。
多くの時間を新しい仕組み作りに当てることにより、未来に備えるべき、だという主張です。
この20%には、リスク補償という意味も含まれる。

仕組み化の基本はプログラマーから学ぶことができる。
プログラマーには、必要な美徳が3つある。
それは、

    怠慢(Laziness)
    短気(Impatience)
    傲慢(Hubris)

の3つ。
Larry Wall氏が提唱したもので、「プログラマー三大美徳」と呼ばれる。
詳しくはこちらを。
小飼弾氏がこの「プログラマー三大美徳」について語っています。
[プログラマーの三大美徳:ITpro]

この「プログラマー三大美徳」を身につけた人間は、仕組み化するのがうまい。
また、これを日々の業務に当てはめ、見なすこともできる。

仕組みを作るのではなく、既にある仕組みを利用するというのも有用。
知らずに、既にある仕組みを作ってしまうことを「車輪の再発明」という。
IT業界でよく使われる言葉らしいけど、これは特許に関わっている人間でもよく使われる概念。
既に特許があるものを研究しても、研究費が無駄になる。
なので、先行調査は大事。
これは仕組みでも同じことが言える。

本書からは、「仕組み」について、というものよりも、それ以上に仕事の進め方、仕事に臨む態度など、そういったことをも読み取ることができる。
効率化させる仕組み、安全に運営する仕組み、そして、新しいものを発見する仕組みが大事。
今までに「仕組み本」とは違う、「仕組み」の本質に触れた本。

2009/04/04
by TAKA@P.P.R.S
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[Bought Book] 2009.04.03

血涙(上)
北方 謙三
PHP研究所 ( 2009-04-01 )
ISBN: 9784569671932
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
血涙(下)
北方 謙三
PHP研究所 ( 2009-04-01 )
ISBN: 9784569671949

待ちに待った文庫化。
というか正直に言うと、待てずに図書館で単行本を借りて読了済み。

の続きのストーリーです。
楊六郎が主人公。
楊六郎から『北方水滸伝』の楊志、『楊令伝』の楊令へと繋がっていく。
『北方水滸伝』を読んだことがある人なら、必ず読むべき。

2009/03/31
by TAKA@P.P.R.S
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[Book Review] 新社会人必須! 『さすが!と言われる 図解ビジネスマナー / 高橋書店編集部 (編集)』

図解ビジネスマナー―さすが!と言われる
高橋書店編集部
高橋書店 ( 2006-03 )
ISBN: 9784471011222
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

去年買ったけど、また読み直し。

新入・若手社員向けのビジネスマナー本。
社会人として知っておくべきことか詰まってます。
イラスト・色遣いが素敵。
似たような他の本だと、ちょっとお堅く書かれており、読みにくい。
本書はレイアウトがうまく、読みやすい。
一度目を通しておくだけでも、ビジネスを有利に進めて行けそう。
社内で教わったことと違うところはあったけど、そこは教わったことを優先すべきかな。
常にデスクに忍ばしておきたい1冊です。

2009/03/28
by TAKA@P.P.R.S
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[Book Review] 野口悠紀雄は衰えた。 『超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー / 野口悠紀雄 (著)』

超「超」整理法
野口 悠紀雄
講談社 ( 2008-09-18 )
ISBN: 9784062149488
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

実は昨年(2008年)の10月には読み終わっていたのだが、読みながら書いていたメモが出てきたので、書評。

はっきり言って、くだらない本です。
野口悠紀雄氏はGoogleを過信しすぎている。
もし、アカウントがなんらかの理由で停止されたらどうするつもりなのだろうか?

本書が発売されたのは2008.09.18。
その頃には、大抵の人はGmailの恩恵を受けていたし、このような実力を知っていた。
あまりにも遅すぎる。
その上で、Gmailの凄さを語るのは、滑稽でもある。
自分に酔いながら、執筆されたのだろう。
読んでいて、こちらが恥ずかしくなる。
「ご高齢の野口悠紀雄氏が、ご高齢の同世代の方へ書かれた本」というのが正直な感想です。

P.S. 先生、[Picasa]を使えば、写真をフォルダ管理する必要もないですよ。

2009/03/28
by TAKA@P.P.R.S
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[Book Review] 嘘のような実話。 『奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 / 石川拓治 (著)』

奇跡のリンゴ
石川 拓治, 「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班
幻冬舎 ( 2008-07 )
ISBN: 9784344015449
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

久し振りに、「良い本に出会えた。」と感じられた。
感動した。
木村さんご自身、ご家族の気持ちとなり読むと、泣きそうになる。
自分には到底真似できないし、支えとなることもできないだろう。
また、この話がそんなに遠い昔ではなく、1980年代の話だということに驚く。
読んでいると、どうしても戦前の話のように感じてしまうのだ。
この本がフィクションではなく、ノンフィクションなことに驚くばかり。

この本が出版されたのは、木村秋則さんをNHKの番組、『プロフェッショナル 仕事の流儀』が取り上げ、出演されている、茂木健一郎さんが「本にしよう。」と言い出したのが、きっかけとのこと。
茂木さんは木村さんとの対面後、想いをご自身のブログに書き綴っている。
本書のあらすじとも言えるので、一読をお勧めする。
[茂木健一郎 クオリア日記: 奇跡のリンゴ]

また、この放送回はすでにDVD化されている。
是非とも見てみたい。

2009/03/28
by TAKA@P.P.R.S
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[Bought Book] 2009.03.27

小飼弾の 「仕組み」進化論
小飼 弾
日本実業出版社 ( 2009-03-19 )
ISBN: 9784534045225
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

取り寄せて貰って購入。
出すのは知ってたけど、勝間和代podcastでいろいろ弾さんが話していて、おもしろそうだと思ったので、購入。
最優先で読もうと思う。

2009/03/25
by TAKA@P.P.R.S
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[Bought Book] 2009.03.23

元々は、勝間和代podcastで小飼弾氏と話していたのを聞いて買おうと思った。
その後、週刊東洋経済(だったけな?)、読売新聞で取り上げられたのを見た。

聖☆おにいさん (3)
中村 光
講談社 ( 2009-03-23 )
ISBN: 9784063727845
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

やっと出た第3巻。
買って帰るなり姉に奪われまだ読んでない…

2009/03/22
by TAKA@P.P.R.S
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[Book Review] 思考をクリアに。『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 / デビッド・アレン (著) 田口 元 (監修)』

ストレスフリーの整理術
デビッド・アレン
二見書房 ( 2008-12-24 )
ISBN: 9784576082110
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

そもそもGTD(Getting Things Done)とは、

たとえやるべきことが山のようにあったとしても、頭をすっきりさせつつ、リラックスしながら高い生産性を発揮していく「やり方」(P.18)

です。
デビッド・アレン(David Allen)氏が提唱している。
さらに詳しいことは、本書を読むか、[Getting Things Done – Wikipedia]及び、その外部リンクにて。

[100SHIKI]の管理人、田口元氏が監修。
田口さんが監修することにより、この本の価値がさらに高まる。
読みやすさ、信頼性という意味で。

GTDを行うことにより、思考をクリアにすることができ、やることが見えてくる。
さらに作業効率が高まる。
で、これを実践しようといろいろ頑張ってきたわけですが、気付いてしまった。
そんなに今の自分は多忙じゃない!
なので、今は完璧にすべて実践するのではなく、エッセンスを取り込みつつ、部分的・小規模に実践している。
本当に多忙になったとき、いつでも実践できるように。

まずは、全てのモノをIn Boxにぶち込むことから始めよう。

2009/03/22
by TAKA@P.P.R.S
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[Bought Book] 2009.03.21

[世界から見たJリーグ]特集。
ヨーロッパとブラジルからの目線のみ。
世界っていう割には狭いね。
ACL以降、Jのチームってアジア各国で有名になっているそうなので、そこも特集してほしかった。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

もやい事務局長、湯浅誠氏の話題書。
自分の思想とは違うけど、この人はこの人の考えで、日本のことを本気で考えているんだろうなという印象。
こういう人は少なくとも応援はしたい。
「正義の反対は悪ではなく、また違う正義。」

2009/03/22
by TAKA@P.P.R.S
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[Book Review] 現代就活事情。『就活のバカヤロー / 大沢仁 (著), 石渡嶺司 (著)』

就活のバカヤロー
大沢仁, 石渡嶺司
光文社 ( 2008-11-14 )
ISBN: 9784334034818
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

「就活のバカヤロー」、誠に同感できる言葉。
本書は、学生・大学・企業・就職情報会社と就活に関わる各方面からに視点を交えつつ、現在の就活事情を紹介しているもの。

就活を終えたばかりの身として読んだ。
「そうだよなぁ。」と賛同できる部分と、「ん?違うんじゃね?」という賛同できない部分がある。

賛同できる部分の一例を挙げると、

○○のように××な人間(P.38)

とういう風に自己紹介する学生に対し、

コピペしたような、「納豆人間」などというわざとらしい自己PRをせずに、自然体で自分という人間を語っていただきたい。(P.41)

と書いていること。
いくつかの就活本で

「自分にキャッチコピー」をつけろ!

と紹介されていたので、多いんだろうな。
就活序盤でよく見た気がする。

賛同できない、というよりは自分はそうではなかったという部分。

「うちの就職課は使えねぇ」(P.93)

という段。
本書では、

「就職課=人間性を否定するひどい人々」(P.98)

と学生が思い込むことが原因として紹介している。
自分が「うちの就職課は使えねぇ」と思った理由は違った。
就職課の履歴書の志望動機の例として、多くの就活本で、ダメな例として紹介されていた例文に似ていたから。
簡単にいうと、「御社の○○という商品が好きで。」という論法のもの。
これを見たとき、「うちの就職課は使えねぇ」と感じた。

全体として、この本は参考にはなる。
例えば、第4章のハミダシ情報とても役に立つと思う。
この章のハミダシ情報では、学生に質問された面接官の本音が書かれている。
実際、こういう風に考えていそうだ笑
こういった質問は避けたほうがよさそう。

もう一度言うが、本書は参考にはなる。参考にはなるが、正解ではない。
もしかすると、マニュアル通りの面接を行う学生を求めている企業もあるかもしれない。
「どれだけ自分を消し、演技できるのか」、という点を評価しているのかもしれない。
要は本書にも何度も出てきた

自分で考えろ

ということなのだろう。
自分で考え、信念を持ち、ベストを尽くす。
これが正解なのかもしれない。

P.S. 「おわりに」(P.257)で、

気持ち悪い

を連呼しているのが、非常に不快で下品。
「こんな本を出している自分たちも気持ち悪い。」といったオチも書けばよかったのに。

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