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【Idea】「ロカポ」と「Twitter」を活用した災害情報収集サービス、を考える。【SocialMedia】

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SE0.XC4.AX0.MX6

■はじめに。

今回の地震でTwitterの凄さを改めて体感したので、数ヶ月前に考えていたアイデアを公開してみる。

■概要

従来、Twitterには位置情報付加機能があるものの、プライバシー面で問題があり、あまり利用されず。
しかし、位置情報が付加されたツイートは災害情報を知る上で、また、マーケティングに活用する上で重要な情報となります。
位置情報コード「ロカポ」とマイクロブログ「Twitter」を活用し、災害情報の把握やマーケティング等に利用するための情報収集法を考えました。

■「ロカポ」とは。

です。

位置情報を12文字の英数字で表現することができる緯度・経度と完全互換性のある位置情報コード。
正式名称はLocaPoint。

例えば、

2011-03-12_021234

と示すことができます。

ロカポは、 ”XYN.XYN.XYN.XYN”  という15文字の独自フォーマットを持っています。
”XYには英数字、”N”には数字が入ります。
このフォーマットは、人が読みやすいリズムを持っていて、視覚・聴覚的にも間違えにくくなっており、災害時の無線連絡時等のヒューマンエラーを軽減する効果があります。
つまり、消防や官公庁なんかでも使う意味あり。

”XYN”でひとつの固まりでチャンク、前半の”XYN.XYN.”がエリアコード、後半の”XYN.XYN.”がローカルコードと呼ばれ、エリアコードはおおまかなエリア、ローカルコードは詳細なポイントを特定することができます。

この数値をどれだけ詳しく書くかによって、特定できるエリアが変わります。
その点が利点。

▼具体的事例。(東京駅)
●SE0.XC4.___.___
クリップボード01

●SE0.XC4.A__.M__
クリップボード02

●SE0.XC4.AX0.MX6
クリップボード03

■位置情報集合知サービスの事例。

●Ushahidi(ウシャヒディ)

2008年の初めにケニアで勃発した暴動の際、GoogleMapsに暴動発生箇所と破壊状況をマッシュアップしたことをきっかけに開始したサービス。
Twitterに限らず、e-mailやウェブサイトからの投稿により、情報が集約。
現在は、内戦での武力行使の把握や大雪や地震などの災害状況の把握に活用されています。

今回の地震でも立ち上がっています。

  • Earthquake Tohoku area in Japan 3/11

[Ushahidi]

●disastter – 独立行政法人防災科学技術研究

twitterを情報ソースとして使用し、ユーザが発信した情報のうち、災害や防災に関するキーワードを含む情報を抽出・集約し、テキスト解析により災害種別毎の分類や位置情報付加等を得たうえで、マッピングし情報発信するアプリケーション。まだ、試作段階であり実際には運用されていない。

[プレス発表資料「ソーシャルメディアを活用した参加型防災・災害情報のリアルタイム集約・発信サービスの開発」]

●TweetLine™@災害 – 沖コンサルティングソリューションズ株式会社

スマートフォンのGPS機能とTwitterアプリケーションを活用し、地域住民・被災者から迅速・タイムリーな情報を収集し、それを分析し、災害情報や避難情報として迅速・簡単・安全に提供することを実現するアプリケーション。地方自治体向けにASPサービスとして販売している。

[TweetLine™@災害]

●ウェザーニューズ社

利用者から天候等の情報を収集し集約することにより、集合知としての価値を生み出し、それを分析し、天気予報などの改善に役立てていくシステムを導入している。

[ウェザーニューズ]

■ロカポとTwitterを活用した情報分析

ロカポのおおまかなエリアを指定することができるエリアコードに注目しました。
東京駅周辺であれば南北に約3km、東西に約5kmのエリアを指定することができます。
Twitter Placeでは自宅でツイートした場合、ピンポイント(座標のため。)で自宅位置等のプライベート情報が公開されてしまいます。

その問題点を解決するため、ロカポを活用。

ロカポのエリアコードをハッシュタグとしてツイートに記載。
(この方法であれば気軽に位置情報を付加したツイートを投稿できる。)
例えば、東京駅で位置情報付きでツイートした場合、緯度経度「35.683535,139.765992」が付記されます。
ロカポならば「SE0.XC4.AX0.MX6」を取得。
エリアコードのみ抽出しハッシュタグ「#SE0XC4」もしくは「#SE0XC4______」としてツイートに付記。
つまり、このハッシュタグには、そのエリアの情報が集約されることになります。
このハッシュタグを元に情報を分析し活用。

おおまかなエリア情報しか把握できませんが、現地の天候や災害時の情報分析等には支障がないと考えています。
また、そのエリアでどういったイベントが行われているのか、なにがトレンドなのかを知る上でも支障はない。

詳細な位置情報を知らせたい場合は、Twitter Place、もしくはロカポをローカルコードまで含めた形で、
具体的には「#SE0XC4AX0MX6」といった形でハッシュタグ化する。
「#SE0XC4A__M__」とすれば建造物を特定できるくらいの精度になります。

ロカポをハッシュタグ化したときのメリットは、文字数の少なさにある。
140文字という制限があるtwitterでハッシュを入れて7~13文字で位置を示すことができるのは大きなメリット。

■おわりに。

上記してますが、このロカポ、経度・緯度と完全互換だったりします。
ということは、世界中で使えるシステムであるということ。
将来的には、TwitterPlaceやテキストから抽出された位置情報など、すべての情報を集約したサイトだったり、GISやGoogleEarthなどにリアルタイムで情報を表示することができるシステムなんかがあったら便利かなと思ってます。

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