■はじめに。
がついに日本版をローンチしました!
各所でも大きく報道されています。
- 米LinkedInが国内SNS市場に本格参入、日本語版サイトを開設 :日本経済新聞
- asahi.com(朝日新聞社):「LinkedIn」の日本語サイトがオープン、日本オフィスも本格稼働 – e-ビジネス情報(提供:BCN) – デジタル
そして、開始当日の夜にブロガー向けの発表会も行われました。
というわけで招待頂いたので、参加してきました!
以下に詳細レポートを記していきます。
■LinkedInとは。
まず、『LinkedIn』は、『リンクトイン』と読みます。
『リンクドイン』とは読まないので要注意!
ビジネスパーソン向けのSNSとして、2003年よりサービス開始。
実はFacebookより古いサービスです。
USで特に普及しています。とはいえ、日本でもエリート層では普及していました。
実名公開・職歴公開と個人情報を晒け出すのが基本なSNSで、
国産SNSとはだいぶ色が違います。
その代わりに、そのプロフィールを見た人が仕事の依頼をしてきたりと、
ビジネスに繋がりやすいSNSとなっています。
■イベントレポート。
▼ますは、CEO Jeff Weiner氏よりビデオメッセージ。
▼次に、日本・アジアパシフィック担当 バイスプレジデント兼マネージングディレクター Arvind Rajan氏より。
▼社会・プロフェッショナル・家族という3つの円で生きている、という図。
LinkedInはプロフェッショナルにフォーカスしている。
▼日々、多くのユーザーが検索を行い、ビジネスパートナーを探し、繋がろうとしている。
iPhoneバッテリーに不満があるオランダ人ユーザーが解決法を募集⇒中国人ユーザーが回答⇒2人でビジネス展開、という事例も。
▼1億2,000万人が既にユーザー。さらに1秒間に2人ずつユーザーは増加している。
当初は100万人まで477日掛かったが、今では100万人の増加に1週間も掛からない。
▼200以上の国と地域にユーザーが。既にアジア・太平洋地域だけでも2.000万人。
だが、プロフェッショナルはセカイに6億人いる。この人たちを繋げていきたい。
▼日本での展開について。
日本語版サイトはローンチし、同時に東京(渋谷)にオフィスを設置した。
日本のユーザーに近いところに設置することで、ニーズを拾い、進化させていく。
また、プロダクトエンジニアリングチームを結成。
ここからアイデアを世界全体に広げていくことも。
▼プロダクトマネージメント シニアディレクター Elliot Shmukler氏より。
▼Identity, Insights, Everywhereの3つがポイント。
▼【Identity】”プロフェッショナル”としての自分を表現。
▼【Identity】ネットワークとキャリアを形成する。これはソーシャルグラフをビジュアル化したもの。
▼【Identity】CLASSMATES機能。繋がりが切れてしまった人を知ることができる。
▼【Insights】繋がっている人たちの情報の更新を見ることができる。
▼【Everywhere】ビジネスパーソンは忙しいのでモバイル対応を強化し、いつでもどこでもアクセス可能に。
APIも公開しているので活用してほしい。
シェアボタンを設置しているメディアも多い。
▼そして、デモ。デモの前に事例紹介の動画が流されました。
その成功事例はここでも確認できます。
個人情報の都合上、画面を撮影できなかったので内容を羅列。
- 職歴情報が掲載されているので、レジュメを書かなくてもURLだけ提示すればいい。
- 多言語でプロフィール作成できる。
- 友だちの友だちに繋がることができる。さらに何人経れば繋がれるのかも表記している。
- 会社ごとに社員を抽出することができる。その社内での話題がわかる。
■感想。
LinkedInの日本上陸、「やっとか」という印象です。
日本でTwitterが流行始めた頃に「次はFacebookかな。」と話していたように、
Facebookが流行始めた頃、「次はLinkedInかな。」と話していたサービスです。
Facebook以上にビジネス的な繋がりが可能な点に期待しています。
ビジネスパートナー発見ももちろんですが、なにか専門家に直接意見を求めたり、いろいろできそう。
今後の懸念点は、日本企業がLinkedInに登録している社員のことをどう感じるか。
LinkedIn = 転職を考えている、という捉え方をされてしまうようです。
とはいえ、これは海外でもあったことらしい。
海外では社員がLinkedInに参加するメリットに気付き推奨するケースもあるとのこと。
メリットとは、会社について語ってもらう有機的なチャンスとなること。
そして、「この人の元で働きたい」と転職してくることもあるらしく、人材確保のメリットにも。
予想以上に日本にローカライズした展開を行うようで、これが好印象。
例えば、日本式履歴書への対応も予定しているようで。
日本人ユーザーのニーズ把握に集中しているようなので、なにかあればフィードバックしたら良いかも。
今なら意見を取り入れてくれるかもです。
あとちなみにですが、今回のイベントのハッシュタグ、『#linkedin』ではなく『#リンクトイン』が推奨されていました。
日本語ハッシュタグが使われているイベントは初めてでした。
おそらく、読み方の認知度をあげる狙いもあったのかなと感じでます。
■おわりに。
海外と同じように使われるのか、日本独自の使われ方をされるようになるのか、今後が楽しみです。
そして通訳さん通さなければ会話できなかったのが心残り…
▼ヒルズ 49Fより。
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