【書籍情報】
英語ができても、バカはバカ。
「社内公用語化、小学校での義務化、TOEIC絶対視……ちょっと待った!」
マイクロソフト元社長が緊急提言「英会話に時間とお金を投資するなんてムダ」
「頭の悪い人ほど英語を勉強する」
「楽天とユニクロに惑わされるな」
「ビジネス英会話なんて簡単」
「英語ができても仕事ができるわけではない」
「インターナショナルスクールを出て成功した人はいない」
「早期英語学習は無意味である」――元外資系トップだからここまで言える!
挑発的かつ実践的な、真実の英語論
【書籍MEMO】
(P.004)
インド人は日本の大学では日本語で行われていると知ると、驚くのだという。
日本人の英語力の低さに驚いているのではない。
日本人が母国語で自然現象や社会科学といった高度な学問を学べることに驚くのである。
(P.064)
英語以上に、自国の歴史や文化を知っているほうが重要なのである。(中略)
知識がないと何も伝えられない。
(P.067)
ツイッターでは楽天社員だと思われる人が、「『重要なことなので日本語で失礼します』という言葉が流行ってきた」とつぶやき、
ネットではちょっとした騒ぎになっていた。
(P.072)
20代・30代は仕事で覚えなければならないことが山ほどあるのに、
英語の勉強に時間を取られてたら、肝心の仕事に集中できない。
(P.215)
アメリカ人は偉い人の前では徹底的にへりくだり、意向を聞く場合は「Yes」ではなく「No」と言わせるように質問をする。
それがビジネス界の敬語の鉄則であり、出世には欠かせない技術なのである。
【書籍感想】
本書で触れられている某社グループにいる自分が読んでみた。
読んだ動機は「成毛さんの本だから。」というのが大きいのだけど。
『日本人の9割に英語はいらない』というタイトルからわかる通り、
逆に「1割」には必要ということ。
そして、自分はおそらくその1割に入っている。
英語苦手だけど。
『日本人の9割に英語はいらない』と言っているものの、
「英語を学習すればどうすればいいのか?」って部分の記載もあり。
本書は「英語」を軸としつつも教育・政治・時事などなど、
諸々のことに触れられています。
成毛さんが考えが垣間見られる本。