定義
日本工業標準調査会(JISC:Japanese Industrial Standards Committee)、JISZ8106(音響用語)による。
イヤホン
耳に音響的に蜜結合し、電気信号から音響信号を得る電気音響変換器
ヘッドホン
一つ又は二つのイヤホンをヘッドバンドで結合した装置
挿入形イヤホン
外耳道に直接挿入され又は外耳道挿入用イヤモールドのようなものと直接結合されて装用される小型イヤホン
耳載せ形イヤホン
外耳の外側に装着される構成のイヤホン
耳覆い形イヤホン
耳及びその周囲を十分に覆うことができる空洞を持つイヤホン
骨伝導振動子、骨導受話器
頭部の骨状部分、通常は、乳用突起部と結合して電気振動を機械振動に変換する電気機械変換機
起源
イヤホン
Alexander Graham Bell(アレクサンダー・グラハム・ベル)が発明したマイクロホンとイヤホンを組み合わせた補聴器を起源とし、発展した。
ヘッドホン
1937年、ドイツの音響機器メーカーbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)社が製造した「DT48」が世界初のダイナミック型ヘッドホンである。現在の一般的なヘッドホンの多くはダイナミック型を採用している。日本国内で一般家庭用に普及し始めたのは1960年代以降である。それ以前は主にプロ用と使われていた。
“beyerdynamic DT 48“は今でもバージョンアップされ続けている。
DT 48 E/200
使用方法
携帯型オーディオ、デジタルオーディオプレイヤー(DAP)、 CDプレイヤー、パソコンなどの接続端子にジャックを接続して使用する。ヘッドホン用の接続端子としては直径6.3mmのステレオジャックが一般に用いられてきたが、現在は3.5mmのステレオミニジャックが主流となっている。さらに小型の専用端子などが用いられることも増えている。
この他の記事・目次・参考文献についてはこちらへ。
“イヤホン・ヘッドホンについて。“